ホルストの火星とスター・ウォーズを比べてみたかった
劇伴って得てしてクラシック音楽の影響を受けていますよね。
映画「スター・ウォーズ」の音楽も例に漏れず、
ホルストやストラヴィンスキーの影響を受けているのはわりと有名な話です。
例えば、グスタフ・ホルスト作曲の組曲「惑星」から「火星」の終盤。
基本的に和音は切り替わらず、構成音は下から、C, G, G#, C#, A#
ラストの和音のみ、構成音がC, G, D のパワーコードにadd9されたような和音。
そして、ジョン・ウィリアムズ作曲「スター・ウォーズ」のメインテーマの中盤。
前半の和音は構成音が下から、C, G, C#, F, G# コードネームだと D♭△7(#11) とみられる。
後半から、C#3〜C#4の中高音域を残して C, Gに変わり、ちょっとだけトニック感が増している。
基本的な音の構成を五線譜で見るとこんな感じ。
左:火星 右:スター・ウォーズ
基本的にCとGを土台にして周りを他の音が纏っているように見える。
C#とGの減五度(増四度)音程が複数含まれていることでかなり不安定で唸るような響きになっている。
※Logicのスコア機能なんですけどめっちゃクリーム色い。
そもそもまず何の要素がこの「宇宙っぽい壮大で力強い感じ」を出しているのかと考えると、
やはりC#とGの減五度(増四度)音程なのかな?と思います。
▼GとC#の減五度音程で重ねてみる
低音はあまり密集させないようにG1は抜いた配置に。
これだけでもちょっぴりそれっぽい。
▼リズムもそれっぽくしてみる。
ニセモノオーラがスゴく出てますが、なんか減五度音程重ねただけでもそれぽくなってませんか?
というかFF4〜FF6の曲っぽくないですか?
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