劇伴を作るなら参考にしておきたいクラシック曲

2017年12月17日

自己流オーケストレーションから一歩でも脱却したい…。

劇伴・サウンドトラック系のBGMを作りたいのならクラシックの譜面を参考に学ぶのが手っ取り早い方法ではないでしょうか。

そこで今回は、参考になるクラシック曲をジャンル別/雰囲気別に紹介します。

 

定番ジャンル

 行進曲やワルツなどの定番アレンジです。

ラデツキー行進曲 (シュトラウス)

花のワルツ (チャイコフスキー)

バレエ「くるみ割り人形」より。この曲お洒落ですよね。

 

 

華やかな曲調

 2~3管編成程度の華やかなアレンジを取り上げます。

結婚行進曲 (メンデルスゾーン)

オーケストレーションがシンプルなので筆者のような素人でも非常に分かりやすかったです。

ロシアの踊り (チャイコフスキー)

こちらも「くるみ割り人形」から。

ホームアローンのメインテーマはこれのパ…オマージュです。

「ローエングリン」第三幕 前奏曲 (ワーグナー)

流石ワーグナー。盛期ロマン派の華やかさの極みですね。

対位法的な動きもはっきり分かるので面白いです。

オペラ「カルメン」より アラゴネーズ  (ビゼー)

ビゼーのこの曲以降、スパニッシュと言えばこの曲調のイメージがステレオタイプとなりました。

 

 

古典的な曲調

 王宮っぽいBGMを作りたいなら是非とも参考にしたいところです。

2つのヴァイオリンのための協奏曲 (バッハ)

これぞザ・バロックな曲ですね。

各声部がバラバラに動く感じがとても心地よいです。

「水上の音楽」より アラ・ホーンパイプ (ヘンデル)

執事が紅茶を入れてくれそうな爽やかな朝でしょうか。

美食家達が豪華な食事を前にチェスやトランプでもしてそうです(※謎のイメージ)。

 

 

繊細な曲調

 ときには繊細さも必要かと思います。

 オーケストレーションが濃密な近現代の楽曲を取りあげます。

組曲「惑星」より 土星 (ホルスト)

個人的に土星もなかなか推してます。

交響詩「わが祖国」より モルダウ (スメタナ)

モルダウというと有名なメロディのイメージが強いですが、中盤ではファンタジー映画のような繊細さを持っています。

「グレの歌」より 前奏曲 (シェーンベルク)

かなり大編成ですが、シェーンベルクもハリウッド映画なんかでは割りとリファレンスされている方だと思います。

 

 

壮大・力強い曲調

 戦いをイメージするような力強い曲調のものです。

組曲「惑星」より 火星 (ホルスト)

正直あらゆるサントラのリファレンスにされすぎていますが、譜面を読んでおいて損はないでしょう。

カルミナ・ブラーナ (オルフ)

これも壮大系では定番となっていますよね。

ピアノ協奏曲第2番 (ラフマニノフ)

31:53〜動画の部分、アラビアやエジプト風の壮大な感じがしませんか?
映画でもよくこう言うエキゾチックなフレーズを耳にします。

交響曲第五番「革命」 (ショスタコーヴィチ)

ティンパニのおじさんがなんか良かったのでこの動画にしました。

 

 

今回は紹介したい曲の極一部を取りあげましたが、既存曲の譜面を読んでみるのも面白いものですよ。

筆者もまだまだ一部しか読んでないのでこれから色んな曲を知って勉強していきます。

( お し ま い )